三笘フル出場のブライトンが苦手フルアムとドロー…【プレミアリーグ】

[写真:Getty Images]

三笘薫の所属するブライトン&ホーヴ・アルビオンは29日、プレミアリーグ第10節でフルアムと対戦し1-1の引き分けに終わった。三笘はフル出場している。

前節のマンチェスター・シティ戦を惜敗しリーグ戦3試合勝利のない7位ブライトン(勝ち点16)が、昨季シーズンダブルをくらった14位フルアム(勝ち点11)をホームに迎えた一戦。ミッドウィークに行われたヨーロッパリーグ(EL)のアヤックス戦で公式戦5試合ぶりの白星を飾ったブライトンは、その試合からスタメンを6人変更。左サイドバックに負傷者が続出する中、三笘を左ウィングバックで起用した[3-4-2-1]の布陣で試合臨んだ。

ブライトンは立ち上がりの8分、三笘のパスをボックス左で受けたララナが縦に切り込みクロスを供給。これをゴールエリア右のアディングラが詰めたが、これはGKレノの好セーブに阻まれた。

さらにブライトンは17分、ララナのパスをダフードがヒールで落とすと、これを受けた三笘がボックス左から侵入し左足を振り抜いたが、このシュートはゴール右に大きく外れた。

その後も主導権を握るブライトンは、26分に中盤のボール奪取からカウンターを仕掛けると、ドリブルで持ち上がったグロスのラストパスをボックス手前で受けたファーガソンがコントロールショットをゴール左隅に流し込んだ。

ハーフタイムにかけては、一進一退の展開が続いたがスコアは動かず、ブライトンの1点リードで前半を終えた。

迎えた後半、先にチャンスを作ったのはブライトン。49分、ボックス手前で獲得したFKをダンクが直接狙ったが、ボールは落ち切らずにクロスバーに弾かれた。

その後は互いに選手を入れ替えながらゴールを狙ったが、大雨が降りしきる一戦は拮抗した展開が続く。するとブライトンは、65分に失点を許す。フルアムは敵陣でのボール奪取からショートカウンターを発動すると、イウォビのパスをハリー・ウィルソンが落とし、最後はペナルティアーク内でボールを収めたパリーニャがシュートをゴール右に突き刺した。

追いつかれたブライトンは、72分にダフード、バレバ、アディングラを下げてギルモア、ブオナノッテ、フェルトマンを投入する3枚替えを敢行。すると82分、ギルモアのスルーパスに反応したファティに決定機が訪れたが、シュートはGKレノの好セーブに防がれた。

さらに88分には、グロスの左CKをファーサイドのウェブスターがヘディングで合わせたが、ゴール左を狙ったシュートは、カバーに入ったA・ロビンソンにライン手前でクリアされた。

終盤にかけて猛攻を仕掛けたブライトンだったが、最後まで追加点は生まれず。試合は1-1でタイムアップ。ブライトンはファーガソンのゴールを生かせず、引き分けに終わってしまった。

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