福井県に来夏オープンのイオンは北陸信越で初の新タイプ 名称は「そよら福井開発」

「そよら福井開発」の完成予想図

 イオンリテール(本社千葉県千葉市)が福井県福井市西開発3丁目に建設を進めている店舗が、同社の新タイプの都市型ショッピングセンター(SC)「そよら」となることが10月29日分かった。「そよら」の出店は北陸信越5県で初めてで、名称は「そよら福井開発」。総合スーパーのイオンスタイルを核店舗に、都市生活に必要な機能を凝縮する計画で、来夏オープンへ店内構成など詳細の検討を進めている。

 関係者によると、近く大規模小売店舗立地法に基づく届け出の縦覧が始まる。鉄骨2階建てで店舗面積は約5300平方メートル。駐車場は274台分、営業時間は午前8時~午後10時を想定している。

 「そよら」は小商圏型SCとして2020年に大阪府大阪市福島区に初出店以降、各地に8店舗(開業前含む)を展開している。主に県庁所在地や中核市などの中心部から車で20~30分の範囲への立地を想定。通う、集う、つながる場をキーワードに、日常生活で一番便利な都市生活拠点を目指すというコンセプト。

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 スーパー、雑貨・日用品、薬局、病院など10の機能の中から、地域の実情に合わせて必要なものを選択する。関係者によると、そよら福井開発の周辺には子育て世帯が多いことを考慮し、具体的な構成を検討している段階という。

 出店予定地は、ラニイ福井貨物跡の1万5100平方メートル。9月11日に着工した。

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