富山県黒部市宇奈月温泉の開湯100周年を記念し、長さ100メートルの巻きずしを作るイベントが29日、同市の宇奈月温泉街であり、市民ら約500人が息を合わせて完成させた。
宇奈月温泉開湯100周年事業実行委員会が、JAくろべ女性部の協力を得て実施。市民ら約350人と同女性部員約100人、関係者約50人が参加した。
温泉街の中央通りに机を並べ、この日のために作られた長さ100メートルののりを広げた。参加者はのりの上に酢飯とキュウリ、ニンジン、卵を載せ、合図で一斉に巻いた。実行委によると、100メートルの巻きずし作りは県内初とみられる。
会場では豚汁が振る舞われ、参加者が巻きずしと一緒に味わった。家族で参加した松島蒼大(そうた)君(同市荻生小6年)は「酢飯を広げるのが難しかった。すしはおいしかった」と話した。