円形ボートからの景色最高 富山県砺波市で庄川水まつり

円形ボートに乗り、水上ピクニックを楽しむ参加者=庄川水記念公園

 「2023庄川水まつり」は29日、富山県砺波市の庄川水記念公園一帯で開かれた。旧二万石用水では、円形ボートでの水上ピクニックや、ボートに立ってパドルでこぐサップなど水に関連した活動があり、家族連れらが水上からの眺めを満喫し、食も楽しんだ。

 庄川水まつり実行委員会が、新たな水辺の活用策として初めて水上での活動を企画。円形ボートは最大4人乗りで、紅葉が進む木々を見ながら地域特産のリンゴやユズを使ったスイーツを味わった。サップでは、参加者がボートの上でヨガを楽しんだ。2種類に計90人が参加。サップを初めて体験した高岡市の杉浦希(のぞみ)さん(7)は「立ってこぐのが楽しかった」と笑顔を見せた。

 庄川ふれあいプラザでは、同実行委と玩具メーカーの「タミヤ」(静岡市)、射水市のフォトグラファー、イナガキヤストさんがコラボレーションしたとなみ野限定モデルのミニ四駆を販売。買い求める愛好者が早朝から並んだ。会場に全長約180メートルのコースが設置され、子どもらがミニ四駆を走らせた。

 特産館前の広場ではアユの塩焼きや焼きそばなどのグルメや雑貨を販売する「チューリップマルシェ」が開かれた。

 庄川水まつりは北日本新聞社後援。

円形ボートで水上ピクニックを楽しむ親子
ボートに立ち、パドルでこぐ「サップ」
実行委がタミヤとコラボしたとなみ野限定のミニ四駆
となみ野限定モデルのミニ四駆のパッケージには、フォトグラファー、イナガキヤストさんの写真を採用した
全長180メートルのコースでミニ四駆を走らせる子どもたち

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