晴海フラッグ賃貸街区、申込100件超 ―三井ら、坪賃料1・3万~1・5万円台

(提供:日刊不動産経済通信)三井不動産レジデンシャルら10社が参画する東京・中央区の大規模マンション「晴海フラッグ」(総分譲戸数4145戸)のうち、4棟構成の賃貸街区「ポートビレッジ」の入居申込状況が分かった。8月29日に登録、9月29日に申込の受付を開始。一次募集で一般向け賃貸1258戸のうち160戸の入居希望者を募った結果、エントリー数は地元を中心に1500件超、申込数は100件超だった。申込者を対象に27日から内覧と契約を行い、24年1月下旬以降に入居を始める。B棟にある2戸の高額メゾネット住戸を除く全体の坪当たり賃料は1・3万~1・5万円台だという。

事業者が23日に現地を報道に公開した。施設規模は地上15~17階地下1階建て。間取りの内訳は1Rと1DKが180戸、1LDKが714戸、2LDKが248戸、3LDKが114戸などと単身・DINKs向けが多い。専有面積は28・71~103・03㎡。賃料は15階の1LDK(49・1㎡)が19・2万円(管理費1・5万円)など。建物内には区民も使える保育施設やリビタが運営する114室のシェアハウスなどを配置。大浴場やジム、映写室、40人収容のイベントスペースも作る。シニア住宅・介護住宅の事業者は東急不動産ホールディングス傘下の東急イーライフデザイン。シニア住宅は7月から入居を募り、158室のうち4割の部屋に申込が入ったという。

三井不動産レジデンシャルの賃貸住宅事業部は「賃貸募集の滑り出しは順調だ。詳しい募集日程は未定だが、部屋が埋まったら適宜募集していく」と話す。近接地にある分譲棟のツインタワー「スカイデュオ」(合計1455戸)は1期1次分573戸すべてに申込が入り、11月以降に1期2次の販売を予定している。

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