スケボー50人熱戦 茨城・笠間で大会 小中学生ら技競う

15歳以下の出場者同士で競い合った県知事杯スケートボード大会=笠間市笠間

15歳以下を対象にした「第2回茨城県知事杯スケートボード大会inかさま」(笠間スポーツコミッション主催)が29日、同県笠間市のスケートボード施設「ムラサキパークかさま」で開かれた。坂や階段、手すりなどを配したストリート競技の4部門に約50人が技術を競い、挑戦的な技を繰り出すなど熱戦を展開した。

同大会は、本格的なスケートボード施設の開設を機に市が愛好者の裾野を広げようと、施設の指定管理者ムラサキスポーツ(東京)の協力を得て、昨年度から始まった。中学生以下で、県内在住か同施設利用者に限り参加できる。

この日は栃木や神奈川などの近隣県に加え、兵庫など関西圏からの参加者も出場。4~5人一組ずつの予選の後、セミファイナル、ファイナル(決勝戦)に進む予定だったが、降雨などによる天候の影響で予選後すぐに決勝戦が行われた。

使用できる構造物に制限がないオープンクラスでは次々と挑戦的な技が繰り出され、来場者らから大きな声援が上がった。メンズ(男子)の決勝戦には7人が挑み、前回王者の日立市の小学6年生、山縣蒼生君(12)が2連覇を達成した。

山縣君は「技をフルに繰り出せなかったのが残念だが、優勝できてうれしい」と喜びを語った。

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