チューダー ブラックベイ 54 「最新の伝統モデル」【今週の逸本 Vol.222】

フォーマルからインフォーマルまで、自身のこだわりを移す鏡として選ばれる腕時計の数々。ここではブランド腕時計専門店・MOON PHASE(ムーンフェイズ)が最新モデルからアンティークまで、見る者の感性を刺激する1本をセレクト。今回は人気沸騰中のチューダーから、フラッグシップモデルの『ブラックベイ 54』をご紹介しよう。

TUDOR
ロレックスのディフュージョンブランドとして知られてきた「チューダー(チュードル)」。1930年代にロレックスの創業者ハンス・ウィルスドルフが、イギリスでの販売不振から高級時計のテイストを持つウォッチを低価格で提供したのがはじまり。ブランド名の由来は、イングランドの王家「チューダー家」にちなんだもので、時計にはイングランドの紋章である「バラ」のモチーフが入る。日本からは一度撤退するも2018年に再上陸。現在はロレックスのディフュージョンブランドではなく、独立した高級時計ブランドとしての道を歩んでいる。

チューダー最新のダイバーズウォッチ・ブラックベイ 54

チューダー初のダイバーズウォッチ「オイスタープリンス サブマリーナー」の誕生から約60年となる2012年。現代の技術でリファインされ、ブランドのフラッグシップとして誕生した『ブラックベイ』は、登場から瞬く間に人気モデルとなった。

今回セレクトしたのは、ブラックベイコレクションの最新モデル。初期のサブマリーナー Ref.7922を色濃く継承した『ブラックベイ 54』をご紹介しよう。

ブラックベイ 54

今回のモデルは37㎜サイズのケースで、少し小ぶりな1本。ルーツは前述した通りチューダー黎明期のダイバーズウォッチ「サブマリーナー Ref.7922」だ。

当時はロレックスとパーツを共有していた時代であり、本モデルも細部にロレックスの面影がある。

ケースの厚みは薄め。風防はアンティークを感じさせる立ち上がりになっている
ロレックスのアンティークモデルを彷彿とさせるリューズ形状。トップにはバラの紋章が入っている

心臓部にはチューダー自社開発のムーブメント「MT5400」が搭載されており、70時間のパワーリザーブ、200M防水などかなりハイスペック。この1本がなんと50万円台で購入できるというから驚きだ。

こちらはサイズ感の参考写真。左から37mm、39mm、41mmサイズだ

37㎜サイズと聞くと、いまでは少し小さいかな?と思う方もいるだろうが、シャツの袖にしっかりと収まる厚みとサイズ感はかなり貴重だ。プライベートからビジネスまで、どんなシーンにも対応できる汎用性は、高級時計を1本買うことを考えると非常にありがたい。

もし腕時計の購入をお考えの方は、その候補に本モデルを加えてみていただきたい。

TUDOR
ブラックベイ 54
品番:79000N
素材:ステンレススチール
サイズ:縦37㎜×横37㎜
防水:200M防水
ムーブメント:自動巻き
文字盤:ブラック
販売価格:560,000円(税込)※USED
【付属品】
外箱、内箱、取扱説明書、保証書(2023年4月)、余りコマ等が付属
※価格は2023年10月現在のMOON PHASE銀座店・販売価格です。

MOON PHASE 〜STAFF VOICE〜

2023年の最新モデルが当店にも入荷しました。36㎜や38㎜の時計は結構あるのですが、37㎜サイズって実は意外と少ないんです。数値だけ見ると小さいですが、ケース径というのはラグを入れていないサイズですので、実際に腕に巻いてみると数値以上に存在感があります。

これまでチューダーの時計って少しアメカジな印象があったのですが、今回のモデルはサイズ含めアンティーク感が強く、とても大人な1本に仕上がっていると思います。

ビジネスシーンにもピッタリかと思いますので、時計をお探しの方はぜひ一度お店で試着してみてください。

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