兵庫・市川町の「背高のっぽコンテスト」 ついに、優勝記録が4mを超えた!

4.01メートルのヒマワリを育てた長谷川幸子さん(市川町提供)

 兵庫県市川町が2020年から実施する町花ヒマワリの高さを競うコンテストで、今年ついに優勝者の記録が4メートルを超えた。同町の主婦長谷川幸子さん(60)が育てた1本が4.01メートルまで伸び、これまでの最高だった3.99メートルを2センチ上回った。支柱を設けるなどヒマワリの成長を支えた長谷川さんは「青春のような日々で、良い思い出になった」と笑顔で振り返る。

 同町がヒマワリの魅力を発信するため催す「背高のっぽコンテスト」。3メートルを超えれば挑戦ができ、今年は6件の応募があった。

 長谷川さんは数年前、知人から種を分けてもらったのをきっかけに、自宅近くの畑でヒマワリを育て始めた。土を耕しても、放っておいても毎年ぐんぐんと成長するため、生命力に感心していたという。

 昨年、コンテストに初めて応募したが、3.68メートルで3位に終わった。今年は昨年の記録を超えようと、支柱を立てて茎が真っすぐ育つようにサポート。毎朝起きるとすぐに畑へ足を運んで成長を確認し、夕方にも必ず足を運び声をかけた。

 7月に入ると花が咲き始め、月末には満開に。大きく育った姿に、近隣住民からも「コンテストに応募したら」と期待が寄せられたという。

 2回目の挑戦で優勝を果たし、長谷川さんは「絵を描いてくれる人もいてうれしかった。きれいに咲いてくれてありがとうと伝えたい」と声を弾ませた。(喜田美咲)

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