二宮和也、ネットの“考察”に心境は複雑

<記事提供:COCONUTS>

毎週日曜日放送のラジオ番組「二宮和也 BAY STORM」(bayfmほか)。

10月29日の放送では、先月最終回を迎えたドラマについて、二宮さんが言及するシーンがあり、ネットで話題となりました。

■『VIVANT』が文庫本に

今回二宮さんは、リスナーからの『「VIVANT」の文庫本を買った』というメールを紹介しました。

『VIVANT』(TBS系ほか)といえば、惜しまれながら9月に最終回を迎えた、二宮さんが出演したドラマ。

このリスナーは、そのドラマの文庫本を購入し、ドラマのサウンドトラックCDを流しながら読み進めているのだと言います。

最高な環境での読書に『神が来た』と歓喜しているというリスナーですが、二宮さんは「文庫本ってなんなんですか?」と、おちゃめな返しをしつつ文庫本のラストシーンについて疑問を呈しました。

というのも、以前ラジオ番組内で、事前に台本で渡されていたラストと実際に放送されたラストの内容が違っていたことを激白した二宮さん。

ドラマが文庫本として文章化されたものの、ラストシーンはどのようになっているのか気になるというのです。

番組ディレクターの板橋暢博さんは、「オンエアーに沿っているんではないでしょうかね?」と予想。

しかし二宮さんは、ドラマのラストシーンが変更された時期や、文庫本の入校日や発売日などを照らし合わせて「いつ決まったんだろうあれって…」と疑問を投げかけ、「あ、そう考えるとそうですよね。そんな一日二日でそんなの作れないですもんね」と、板橋さんも同じく頭を悩ませていました。

■二宮が語る”ノコル”『パパが好きです』

ドラマと文庫本の兼ね合いの他にも、文章を読む力が備わっている人を讃えた二宮さんは、「立体的にできないんですね。読んでて」と、自身は文章を読むのが得意ではないことを明かします。

そのため、『VIVANT』の1話から5話に登場シーンがなかった二宮さんはその間の台本を読むことはなく、視聴者と同じタイミングで放送を見て「あ、そうなんだ」と気付くことが多々あったのだと言います。

さらに、『VIVANT』の物語の展開上、登場人物の誰かが裏切るのではないかという視聴者の考察も含めて進んでいったドラマだったのですが、二宮さんは自身が演じたノコルについて、「基本的に僕はめちゃくちゃピュアな役だったんで」と、語ります。

台本を読んで、裏切る筋書きではないことが分かっていた二宮さんは、「伏線張る必要がない役だったんで、余計に読んでないんすよ。他の(部分の台本)。『ここでこういう展開になってるから、自分がここに来た時にこういうことしたら引っ掛けられるんじゃないか』とか、『ミスリードできるんじゃないか』とか、『ここがそのさらに伏線として張れるんじゃないか』とかっていうことを考えなくて良かったんで」と、純粋にストレートに役を演じ切れたことを告白しました。

そのため、視聴者がノコルが裏切るのではないかという考察をした際には、「『パパが好きです』っていうことだけでもういい役だったんで。だからなんかそうやって『裏切るんじゃないか』みたいなこと言われた時に、『え?そんな感じ?』みたいな。こんなにパパが好きだってしか言ってない男珍しいぞと思いながらやってたけど」と、複雑な心境だったことを語っていました。

ネットでは、「ほんとうに愛おしかったよねノコルン。まさにニノちゃんにしか演じられなかった」「パパ好きノコルン可愛くて愛」「ベキパパ泣いて喜ぶw」と、二宮さんが語る”ノコル像”を称賛する声が上がっていました。

■「またノコルに会いたくなったぞ」リスナーも『VIVANT』ロス

とはいえ、「観てる方達が難解にしてくれるんで、それは作品に力があったんだろうなと思いますね」と、さまざまな考察があったからこそ物語がさらに面白くなったのではないかと二宮さんは予想します。

これまで話を聞いていた板橋さんも、「時が経ってもこの話は盛り上がりますねぇ」と、いつまでも冷めやらぬ『VIVANT』熱に感心しているようでした。

ネットでは、「VIVANTの話し、今も聴けるの嬉しいな!」「にのちゃんが知ってる方の結末も知りたい…」「またノコルに会いたくなったぞ」という声が上がり、視聴者もいまだに『VIVANT』熱が冷めないといった様子でした。

最終回を迎えてもなお話題に上がる『VIVANT』。

意気揚々とドラマについて語る姿を見ると、実は二宮さん自身も、まだまだ『VIVANT』やノコルについて語り足りないことがあるのかもしれませんね。

【番組情報】
二宮和也 BAY STORM
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(文:椎七みつばち/編:おとなカワイイwebマガジンCOCONUTS編集部)

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