これぞサポーター!チームバスが襲撃され監督が裂傷のリヨン、選手と監督がスタジアムで待つサポーターの前に登場し熱いチャントが歌われる

マルセイユ戦に向かうチームバスが襲われたリヨン[写真:Getty Images]

スタジアムに向けて移動していた中でバスが襲撃を受けたリヨン。スタジアムに集まったファン・サポーターに向けて、選手たちが感謝を伝えた。
【動画】バスが襲撃されたリヨン、選手と負傷した監督がスタジアムでファンとエールの交換

29日、リーグ・アン第10節でリヨンはマルセイユとアウェイで対戦する予定だった。しかし、リヨンのチームバスが宿泊先からスタジアムに向かう際、マルセイユサポーターによる石の投擲などの襲撃に遭い、割れた窓ガラスによってファビオ・グロッソ監督やスタッフが負傷した。

グロッソ監督は左目の付近を裂傷。流血した後に治療を受けて問題はなかったが、この愚行により試合開催中止が決定された。

このカードでは過去にも問題が発生しており、2021年11月21日に行われた試合では、当時マルセイユに在籍した元フランス代表MFディミトリ・パイエにリヨンサポーターがスタンドから投げ込んだボトルが直撃し、試合開始数分で中断。その後に開催中止が決定していた。このホームサポーター愚行によってリヨンは同シーズンに勝ち点1剥奪の処分を科されていた。

今回はファンのバスも襲われたという報道がある中、グロッソ監督とリヨンの選手たちがスタジアムに到着。試合は行われないものの、ピッチに登場すると、スタンドにぎっしりと詰めかけたファン・サポーターに向けて挨拶。サポーターもチャントを歌ってチームへのエールを送りあっていた。

まさかの事態により突如中止となった試合。今季は低迷が続き、最下位と苦しむリヨンだが、この事件をキッカケに結束して復調なるか注目だ。

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