「Aesop(イソップ)」広島初の路面店が10月29日にオープン!

2023年10月29日、スキンケアブランド「Aesop(イソップ)」の路面店が、広島市中区新天地にオープンしました。

広島県内のAesop直営店はekie広島店に続く2店舗目。路面店は県内初出店です。

Images courtesy of Aesop (Photography by Norihito Yamauchi)

イソップ 広島店に足を踏み入れると、まず目に入るのは、階段状の建築です。これは、店舗の2階へとつながる機能的な階段であると同時に、緩やかに湾曲する雁木の連続を表しており、フロア、壁面、ベンチ、カウンターを構成しています。

この第一印象は、水、つまり、デルタ地帯の上に築かれた都市の象徴である川からインスピレーションを得た空間へ、訪問者をいざなう役割を担います。

広島市内を生き生きと蛇行しながら流れる太田川の支流は、都市が形成されて以来、地元の人々の生活を支え、牽引してきた鉄と同様に、広島という土地の基盤となってきました。

空間デザインを手がけたのは、「現代における日本の文化創造」というコンセプトのもとで建築やインテリア、プロダクトなどのデザイン活動を行うSIMPLICITY 。この土地の地理的背景と産業の歴史を深く掘り下げることで、地勢と人間の創意工夫を称える空間を作り上げています。

単一のテラゾで作られた階段が、都市における特徴的な水辺の風景を想起させる店舗のメインフロアから2階へ上がると、そこにはサロンのような空間が広がっており、2階のエンスイートシンクでは、1階の共用シンクと比べてより親密なコンサルテーションが可能です。

いくつものアルコーブを配したこのフロアは、足元のコンクリートモルタルや木製家具が伝統的な産業を物語る一方、シャンプーボウルやヴィンテージの理髪店の椅子によって、イソップがヘアサロンとして創業したことに敬意を表しています。

この上層階に漂う静寂と親密さは、1階の重厚な雰囲気との違いを際立たせています。2階に設置されるふたつのベンチは、イソップの独創的なフレグランス シリーズをゆっくりと探求することを促します。また、インフュージョン チャンバーで、自分の洋服の一部にお好みの香りを吹きかけることができます。静かに腰を下ろして製品を試し、熟考するためのくつろぎの空間が用意されています。

Aesop(イソップ)広島 概要

Images courtesy of Aesop (Photography by Norihito Yamauchi)

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