パナHD、中間決算最高益 液晶子会社解散が寄与

オンラインで決算について記者会見するパナソニックHDの梅田博和CFO=30日

 パナソニックホールディングス(HD)が30日発表した2023年9月中間連結決算は、純利益が前年同期比約2.7倍の2883億円で、中間決算としては過去最高だった。7月に決議した液晶関連子会社の解散により、法人税の負担が減った。

 北米での電気自動車(EV)用電池の販売増も寄与した。車載電池の生産に関する米政府からの補助金収入も見込む。

 24年3月期の連結業績予想は、売上高を8兆5千億円から8兆4千億円に下方修正。純利益は4600億円との見通しを据え置いた。5年ぶりに過去最高益を更新するという。

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