マイナ予算5000億円が未使用 「ポイント第2弾」関連

マイナンバーカード申込率の推移

 鈴木淳司総務相は30日の衆院予算委員会で、「マイナポイント第2弾」関連予算の未使用額が、約5千億円に上るとの見込みを明らかにした。9500万人がポイントを最大限申請した場合に備えて約1兆8千億円を計上していたが、3割弱が余った形だ。立憲民主党の岡本章子氏への答弁。

 健康保険証の機能を持たせた「マイナ保険証」の登録をしなかった人などがいるためだが、総務省はカード取得率は上昇しているとして、事業の効果はあったと説明している。

 第2弾の申請者数は新規取得が約5千万人、保険証登録が約6800万人、公金受取口座登録が約6400万人だった。総額で最大約1兆2千億円、約5千億円は未消化だった。

© 一般社団法人共同通信社