空気呼吸器装着訓練 毒性ガスの漏えい事故を想定/市原市

空気呼吸器装着訓練 毒性ガスの漏えい事故を想定/市原市

 高圧ガス事業所での毒性ガスの漏えい事故を想定した訓練が10月30日、千葉県市原市で行われました。

 この訓練は高圧ガス事業所で毒性ガスによる災害事故が発生した場合適切な防災活動を行えるよう毎年、実施しています。

 30日は、塩素ガス容器のバルブが損傷し、負傷者が発生したとの想定で行われました。

 会場となった県消防学校には、県内で高圧ガスを取り扱う26の事業所が集まり、訓練は、事業者の従業員らが2人一組で行いました。

 空気呼吸器を装着し、ガスの漏えい地点で工具などを使ってガスの漏えいを止めたうえで負傷者を担架に乗せて救助していく流れを確認しました。

 県高圧ガス地域防災協議会の禰津知徳会長は「万が一の災害時に訓練で培った技能を活用して迅速かつ的確に対応できれば」と話しています。

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