11月1、2日に烏山線上下線6本が運休 昼間の保守工事で 作業員の労働環境改善狙う

JR烏山線を走る蓄電池駆動電車「アキュム」

 JR東日本は11月1、2の両日、午前9時台から午後3時台に、烏山線の上下線計6本を運休する。対象は、宇都宮-烏山駅間の全区間。これまで深夜帯に実施していた線路や設備の保守工事を実施するためという。運休区間ではバスやタクシーによる代替輸送は実施しない。

 運休するのは上下線の各3本。下り線は、宇都宮駅発が午前10時33分、午後0時34分、午後2時34分。上り線は、烏山駅発が午前9時39分、午前11時39分、午後1時39分。

 JR東日本大宮支社は8月、将来の労働力不足など社会環境の変化を見据え、烏山線の持続可能な運営に向けた取り組みを発表していた。保守工事の実施を、深夜帯から昼間帯へ切り替えることもその一環。作業員の労働環境改善を目指す。

 保守工事は、木製からコンクリート製への枕木交換や信号通信設備の取り換えなどが予定されている。昼間の保守工事は、このほか7、8、13、14、16、17日にも、同じダイヤの運休で予定されている。

 同支社は「ご利用のお客さまにはご不便をおかけいたしますが、ご理解とご協力をお願いいたします」としている。

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