北海道、生成AI試験導入を開始 負担軽減、行政サービス向上へ

北海道庁で、対話型AI「チャットGPT」を利用するデジタルトランスフォーメーション推進課の川合諒史主任=30日午後

 北海道は30日、職員の負担軽減や行政サービスの向上を図るため、生成AI(人工知能)の試験導入を始めた。20~30代を中心とした職員300人が対話型AI「チャットGPT」を既存のチャットツールと連携させるほか、生成AIを搭載した検索エンジンも活用。本年度末まで試行し効果を検証する。

 デジタルトランスフォーメーション推進課の川合諒史主任(34)は、部局ごとのデジタル推進の取り組みを庁内で共有する方法を質問。定期的な報告会を開催するなど複数の回答が提示され「使えるものと使えないものがあるが、断片的なヒントとして使いたい」と話した。

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