栗やジビエ 秋の「やま弁」いかが 鏡野友の会、11月に2種類販売

鏡野町産食材を使って秋らしく仕上げた2種類の「べっぴん もみじ」

 岡山県鏡野町の旬の食材を使った弁当「やま弁」シリーズの2023年秋版「べっぴん もみじ」が完成し30日、同町河内の奥津湖総合案内所・みずの郷(さと)奥津湖でPRイベントが開かれた。地元産の栗や県北のジビエ(狩猟肉)など秋の味覚が楽しめる2種類。11月3日から土日祝日を中心に町内3施設で販売する。

 町内の飲食、宿泊業者でつくる「鏡野やま弁友の会」の2事業者が1種類ずつ考案。栗やキノコが入った炊き込みおこわの弁当はアマゴの塩焼きや鹿肉のコロッケが添えられ、ボリュームたっぷり。発酵玄米の弁当は甘辛く炊いた鹿肉のそぼろと大根の田楽、小麦粉の代わりに玄米で仕上げたクリームソースとナメコを秋サケにかけた1品を盛り付けてヘルシーに仕上げた。

 会場では一足早く新弁当が販売され、観光客らが購入。友人と味わった岡山市北区、女性(82)は「彩りが豊かで秋を感じた。アマゴは身がふっくら、おこわも栗がおいしかった」と喜んでいた。

 弁当は1個1200円。11月26日まで道の駅奥津温泉(同町奥津、0868―52―7178)、みずの郷奥津湖(同町河内、0868―52―2225)、町物産館・夢広場(同町円宗寺、0868―54―4001)で扱う。平日も2日前までの予約(各種2個以上)で購入できる。

 やま弁は町産食材のPRのため、友の会が10年から春、秋、冬に限定販売している。

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