三菱自、純利益を上方修正 24年3月期、円安寄与

 三菱自動車は30日、2024年3月期の連結業績予想を上方修正し、純利益を従来の1100億円から1400億円に引き上げた。販売台数は低調だったものの、想定する為替レートを円安方向に見直したことが寄与した。売上高は700億円引き上げて2兆8500億円とした。

 同時に発表した23年9月中間連結決算は、売上高が前年同期比14.9%増の1兆3308億円、純利益は18.4%減の674億円だった。自動車生産に影響を及ぼした半導体不足はほぼ解消している状況という。

 三菱自動車は24日、販売低迷が続く中国で車両生産を終了し、特別損失として243億円を24年3月期連結決算に計上すると発表した。

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