所得減税「政権の命取り」と批判 立民・安住氏、内閣支持率巡り

 立憲民主党の安住淳国対委員長は30日、所得税減税などを柱とする政府の経済対策について「人気取りに減税を使っている。政権の命取りになる」と批判した。報道各社の世論調査で低迷する内閣支持率に触れ「国民の信頼を失っている内閣だ」と強調した。国会内で記者団の取材に答えた。

 衆院議員任期4年の折り返しを踏まえ、衆院解散・総選挙が取り沙汰されていることに関しては「さほどの大義がなければ、ひどい目に遭うのは政権側だ」と指摘。次期衆院選では野党候補の一本化が重要だとして、他党に「丁寧に声かけをする」と語った。

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