【Players on Fire PS⑥】先発3番手に抜擢されたラッキーボーイがリベンジに挑む

両チーム1勝1敗で迎えるワールドシリーズ第3戦。レンジャーズは3度のサイ・ヤング賞受賞を誇り、球界最高峰の実績を持つマックス・シャーザーがマウンドへ上がる。対するダイヤモンドバックスの先発はブランドン・ファート。ポストシーズン(PS)で先発3番手に大抜擢されたルーキーが、デビュー戦でのリベンジにも挑む。

日本時間5月4日のレンジャーズ戦で先発投手としてマウンドへ上がり、メジャーデビューを飾ったブランドン・ファート。結果は4回2/3を投げて被安打9の7失点とメジャーの洗礼を浴びせられた。2回には今回のポストシーズン(PS)でも活躍中のジョシュ・ヤングからメジャー初三振を奪ったが、その後は2打席連続でホームランを浴びた。

ファートは以降、19試合の登板で18先発して3勝9敗、防御率5.72だったものの、9月は4度の先発のうち2試合で無失点の好投を見せたことからPSの先発3番手に大抜擢された。

ワイルドカード・シリーズでは第1戦に先発し、2回2/3を投げて3失点で降板するも、そのあとチームが逆転し、そこから怒涛の連勝が始まった。地区シリーズでは第3戦に先発し、ドジャースを相手に被安打わずか2本の無失点と好投。リーグ優勝決定シリーズ(LCS)進出に貢献した。LCS第3戦でも被安打2本の9奪三振で無失点の好投を披露。PSの先発において2試合連続で無失点&無四球に抑えたのはファートが初めてであり、史上初の快挙となった。

LCSでは第7戦にも先発し、4回を2失点に抑えてチームの勝利に貢献した。今回のPSでは4度登板し、勝敗こそついていなものの、チームは全試合で勝利している。失点5、被本塁打2、与四球3はチームの先発投手陣では最も少ない。

登板する試合では負けなしのラッキーボーイが、強力打線を誇るレンジャーズと対峙する明日の第3戦。ファートはデビュー戦のリベンジをワールドシリーズの大舞台で果たすことができるのか。舞台をアリゾナに移して繰り広げられるシーズン最後の激闘から目が離せない。

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