来年5月に神戸で開かれる世界パラ陸上競技選手権大会の開幕200日前セレモニーが30日、神戸・三宮のサンキタ広場であり、大会組織委員会の増田明美会長が大会メダルのデザインを発表した。
メダルの表面には神戸のランドマーク、神戸ポートタワーなどを描いた大会ロゴを使用。裏面は点字で「KOBE2024」と表現している。
今夏の同選手権パリ大会では日本勢が金四つを含む11個のメダルを獲得した。日本パラ陸上競技連盟のトップでもある増田会長はセレモニーで「選手が強くて魅力的でないと応援に来てくれない」とさらなる強化に意欲を示した。大会のPR動画に出演する女子砲丸投げの斎藤由希子選手(SMBC日興証券)も壇上に立ち「一番いい色のメダルが目標」と宣言した。
大会は来年5月17日から神戸市須磨区のユニバー記念競技場で開かれる。機運を高めるため、今月31日には1万人の笑顔の写真を会場装飾に活用する「スマイルレゾナンスキャンペーン」を開始。2021年の東京パラリンピックを受けて内閣官房が「先導的共生社会ホストタウン」に認定した15自治体を巡り、写真を集める。(有島弘記)