園井恵子の足跡、未来へ 常盤さん、森奈さんがトークや朗読

㊧常盤貴子さん、㊨森奈みはるさん

 第62回岩手町芸術祭(町教委など主催)の舞台部門は11月12日、同町子抱の町スポーツ文化センター・森のアリーナで開かれる。元宝塚女優、園井恵子(本名・袴田トミ)の生誕110年に合わせ、俳優の常盤貴子さん、宝塚OGの森奈みはるさんが出演し、トークや朗読、町民も交えた合唱を展開。志半ばで非業の最期を遂げた園井の足跡を振り返り、未来へつなぐ。

 「郷土の華 園井恵子 今、ふたたび!」(午後2時半開演)と題し、映画や舞台で園井を演じた経験がある常盤さんと森奈さんが出演。石神の丘美術館の斎藤純芸術監督による司会進行でトークを繰り広げる。川口小児童の群読や町民の合唱、地元の園井恵子を語り継ぐ会(柴田和子会長)が作った歌も披露する。

 芸術祭は2部構成。1部(午前11時開演)は町芸術文化協会加盟団体の日本舞踊や吹奏楽、ジャズダンスなどのステージ、第2部が舞台部門。作品の展示部門は町江刈内のプラザあいで、11月4~23日に開く。

 舞台部門の入場券は千円(当日1500円)、中学生以下無料。町教委や道の駅石神の丘など町内のプレイガイドで購入できる。問い合わせは町教委社会教育課(0195.62.2111)へ。

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