高校サッカー選手権広島県大会 ベスト8かけ広島工業大学高校が広島皆実高校と対戦

高校サッカー選手権広島県大会は決勝トーナメントベスト8をかけた戦いが29日に行われました。

たとえプレーできなくとも仲間のためにという広島工業大学高校の奮闘を追いました。

5年連続で決勝トーナメントに挑んだ広島工業大学高校で、チームを支える3年生が小川凌矢選手と大路玄智選手です。

ケガでプレーはできませんが、仲間と一緒に最後まで戦いたいとマネージャーを買って出ました。

■大路玄智選手

「みんなに頑張ってもらおうと思って、少しでもチームを支えられたらいいと思って残った。」

■小川凌矢選手ON

「やっているのは11人だが、心は大路と僕含めて13人で戦っている。その思いも含めて頑張ってほしい。」

2人の思いも背負い、29日、ベスト8をかけて、去年の王者広島皆実と対戦しました。

立ち上がりに失点するも前半35分、3年生箕浦愛斗選手のゴールで同点に追いつきます。

後半30分。広島皆実にPKを決められ再び勝ち越されます。

劣勢でもベンチの3年生は鼓舞し続けました。

■大路玄智選手

「やりきる」

しかし、試合終了。

工大高の選手権が終わりました。

■高木一宏監督

「メンバーに入れない3年生も、みんなこの試合のために最高の準備とパフォーマンスしてくれた。だからそこは胸を張ってください。」

■有田優理香アナインタビュー

「ベンチからイレブンの戦っている姿をみてどうだった?」

■小川凌矢選手

「最高の試合をしてくれた。チームに残って良かった。」

■大路玄智選手

「自分が頼りに成らなかった分、支えてくれたので感謝。」

【2023年10月30日放送】

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