萩本欽一さん、亡き妻しのぶ弁財天 伊勢原の「欽ちゃん寺」でお披露目

萩本欽一さん(左)と亡き妻・澄子さんをしのぶ弁財天像=29日、伊勢原市三ノ宮

 タレントの萩本欽一さん(82)が創建を進める「欽ちゃん寺」の弁天堂、弁財天像のお披露目と石碑の除幕式が、高岳院(伊勢原市三ノ宮)で行われた。

 「欽ちゃん寺」は萩本さんが「人が集まれる寺を造りたい」と高岳院内で整備を進めている寺院。萩本さんが社会人入学した大学で近くの能満寺の住職・松本隆行さん(50)と知り合ったのがきっかけで、能満寺の末寺となる高岳院での構想が始まったという。

 29日のお披露目では亡き妻の澄子さんの面影をにじませる弁財天像が公開。「黙っていても情を感じさせるところが格好よかった」という、妻をしのんで萩本さんが名付けた「情黙弁財天」像は高さ15センチほど。萩本さんは「彼女は恥ずかしがり屋。手を合わせるより、手を振ってあげてほしい」とあいさつし、開眼供養では「みんなにかわいがってもらってね」と声をかけていた。

© 株式会社神奈川新聞社