地元ソーセージ使った「鎌倉ドッグ」新名物に 認定第1号は鳩サブレーの豊島屋

2種類の味が楽しめる豊島屋の鎌倉ドッグ

 地元のソーセージを使ったホットドッグ「鎌倉ドッグ」を鎌倉の新名物にしようと、鎌倉商工会議所は今月から会員企業を対象に認定店の募集を始めた。認定第1号は鳩サブレーで知られる豊島屋の2種類のホットドッグで、鎌倉らしさを感じさせる味わいに仕上げている。

 すでに親しまれている既存の味ではなく、新たなご当地グルメを生み出すアイデアは、同商議所内で4年ほど前から検討されてきた。ホットドッグは来日外国人を含む多くの人に親しみやすく、さまざまな店舗で販売しやすい上、トッピングを工夫することで各店で違う味を楽しんでもらえるとして新名物に決まった。

 会員企業でハム・ソーセージを製造する鎌倉ハム富岡商会に相談し、粒黒こしょうの味わいを楽しめるソーセージが完成。この長さ18センチのソーセージと各店が用意した長さ15センチ程度のパンを使用し、鎌倉らしさを感じさせる味にすることなどを認定条件とした。全国に守護・地頭が任命され、鎌倉幕府の成立年として有力視される1185年にちなんで、18センチと15センチを基準サイズにしたという。

© 株式会社神奈川新聞社