「ぎょうざが いなくなり さがしています」 宇都宮餃子会に寄贈 “ギョーザ愛”に感謝

絵本を手にする玉田さん(右)と宇都宮餃子会の鈴木事務局長

 【宇都宮】講談社は30日、宇都宮餃子(ぎょーざ)会に、第43回講談社絵本新人賞受賞作、玉田美知子(たまだみちこ)さん(46)の絵本「ぎょうざが いなくなり さがしています」を33冊、寄贈した。

 作品はギョーザが主人公で、ギョーザの妄想逃走劇が繰り広げられる物語。宇都宮など名産地を取材して描かれ、ギョーザが縁で寄贈が決まった。

 玉田さんが同日、馬場通り2丁目の同会事務局を訪れ、鈴木章弘(すずきあきひろ)事務局長(51)に絵本と色紙を手渡した。鈴木さんは「読んで“ギョーザ愛”を感じました」と感謝。絵本を11月3日から始まる宇都宮餃子祭りの賞品とするほか、市を通じて保育園などに配布する考えを示した。

 玉田さんは「子どもたちに読んでもらえるのは本当にうれしい。ギョーザを食べたいと思ってもらえれば」と話した。玉田さんは茨城県筑西市出身、神奈川県在住。

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