新潟市北区で強盗事件か、男性が腹を刺される 犯人は逃走中、黒の上着に帽子とマスク

新潟北区で強盗事件が起きた現場のアパート=10月31日午前6時半ごろ、新潟市北区

 10月31日午前2時前、新潟市北区の70代男性が、腹部に刃物が刺さった状態で近くの新潟市消防局北消防署松浜出張所に駆け込んだ。男性は「家に強盗が入って刺された」と話しており、全治約2週間のけが。犯人は捕まっておらず、新潟北署が強盗事件として捜査している。

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 新潟北署などによると、男性の腹部には、刃渡り約13センチの包丁が半分ほど刺さっていた。男性は「面識のない男に刺され、現金数十万円を取られた」と話している。男性によると、犯人は黒い上着と帽子、マスクを着用していた。

 現場は新井郷川分水路に近い住宅街で、男性はアパートの1階に1人で暮らしている。同じアパートに住む80代女性は「アパートの人とは会ったらあいさつを交わす程度。怖いし、早く解決してほしい」と話していた。

 事件を受け、新潟市教育委員会は10月31日朝、市内の全小中学校に登下校時の安全確認や、複数人での下校などを求めるメールを送信した。現場付近では校舎を施錠し、屋外での活動を取りやめた学校もあった。

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