茨城開催の米ツアーに畑岡奈紗、渋野日向子ら参戦 原英莉花は夢舞台へ一発逆転なるか

前年覇者はジェマ・ドライバーグ。前週マレーシア大会を6位で終えて日本に乗り込む(撮影/村上航)

◇日米女子ツアー共催◇TOTOジャパンクラシック 事前情報◇太平洋クラブ美野里コース(茨城県)◇6598yd(パー72)

日本で行われる唯一の米国女子ツアーが11月2日(木)に開幕する。米ツアー43人、日本ツアー35人で合計78人のフィールドを形成。予選カットなしの4日間競技で賞金総額200万ドル(約2億9826万円)を争い、優勝者は賞金30万ドル(約4474万円)、年間タイトルや来季シードを争うCMEグローブポイントは米国開催のレギュラーツアーと同水準の500ptを獲得する。

茨城・太平洋クラブ美野里コースではコロナ禍で日本ツアー単独開催だった2020年以来の実施。当地で行われた16、17年はフォン・シャンシャン(中国)が連覇を達成し、20年は申ジエ(韓国)が制した。

米ツアーからは滋賀・瀬田ゴルフコースでの前回大会で初優勝を飾ったジェマ・ドライバーグ(スコットランド)のほか、世界ランキング7位のキム・ヒョージュ(韓国)、同12位のリン・シユ(中国)らが来日。ことし6月のプロ転向初戦でいきなり優勝したローズ・チャン、日本でおなじみのチョン・インジ(韓国)もリストに名を連ねた。

米ツアーを主戦場とする日本勢6人も勢ぞろい。日本ツアー単独開催の21年大会を制した古江彩佳、地元茨城で待望の今季初勝利を目指す畑岡奈紗、笹生優花は上位ランカーとして期待を背負う。年間ポイントレース51位につけて上位60人による最終戦出場を狙う西村優菜、同80位までのシード争いを演じる勝みなみと渋野日向子は母国開催で上位に食い込みたい。

畑岡奈紗は地元で日米共催大会に臨む(撮影/田辺安啓(JJ))

メルセデスランキング1位に返り咲いたばかりの山下美夢有が国内ツアー勢をけん引。ランク3位の岩井明愛、今季4勝の櫻井心那、前週優勝のリ・ハナ(韓国)ら初出場の選手たちも伸び盛りの勢いにあふれる。

来季米ツアー出場権をかけた最終予選会を控える西郷真央はもちろん、2次予選会でスコア誤記による失格となった原英莉花も優勝すれば夢舞台へのチケットが手に入るチャンスだ。

<主な出場選手>
ジェマ・ドライバーグ、キム・ヒョージュ、古江彩佳、リン・シユ、笹生優花、畑岡奈紗、ローズ・チャン、ハンナ・グリーン、ダニエル・カン、チョン・インジ、渋野日向子、勝みなみ、西村優菜、申ジエ、山下美夢有、岩井明愛、小祝さくら、櫻井心那、岩井千怜、吉田優利、鈴木愛、神谷そら、上田桃子、稲見萌寧、西郷真央、原英莉花

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