岩手県立高一般入試の面接を再開 県教委、24年度概要を公表

試験会場に向かう受験生たち=2020年3月、盛岡市・盛岡三高

 岩手県教委は30日、2024年度県立高入学者選抜の概要を公表した。全日制61校の募集定員は8680人で、23年度に比べ40人減少した。福岡工と一戸を統合し新設する北桜の定員は現行から増減なしの200人。一般入試では、新型コロナウイルス感染症対策として過去3年間見送った面接を再開する。

 募集定員の減少は、前沢の普通科を2学級(80人)から1学級(40人)とするため。大槌は普通科を「地域探究科」に改編する。定時制9本分校の定員は23年度と同数の560人。県外からの志願者は13校で募集する。

 一般入試は来年3月7日に行い、学力検査と調査書、面接、実技による適性検査(一部)で合否を判定する。コロナやインフルエンザへの感染などで本検査を受けられない志願者の追検査は同12日に行い、合格発表は同14日。

 盛岡市教委によると、盛岡市立の入学者選抜の定員は23年度と同じ275人。入試は推薦、一般とも県立高と同日程で行う。

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