重大事件に備え"連携強化" 福島と栃木で警察合同訓練

 重大事件の容疑者が県をまたいで逃走したときなどに連携を図ろうと、福島県と栃木県の警察署が30日に合同の訓練を行いました。

 福島県の白河警察署と栃木県の那須塩原警察署が合同で行った30日の訓練。西郷村内の商業施設に来た男2人が商品を物色します。

 あたりを警戒する男が商品をカバンの中に入れました。訓練は万引きをした男が刃物を持って逃走し、その後、福島県の県境を越えて栃木県内に移動した想定で行われました。

 福島県警からの連絡を受けた栃木県警が那須塩原警察署に検問の配備を要請し、通報の内容をもとに職務質問を行います。那須塩原警察署の警察官が男を逮捕しました。

 白河警察署と那須塩原警察署によりますと、10月も山岳遭難が発生した際に合同で対応にあたっていて、今後もさらなる連携を図るとしています。

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