柿沢副大臣がネット広告を提案 東京・江東区長側に

柿沢未途法務副大臣

 東京都江東区の木村弥生区長(58)側が4月の区長選の期間中、有料のインターネット広告をユーチューブに掲載したとされる事件で、法務省の柿沢未途副大臣(52)がネット広告の利用を木村氏側に提案していたことが31日、関係者への取材で分かった。東京地検特捜部は公選法違反の疑いがあるとみて木村氏の関係先を家宅捜索し、捜査を進めている。

 小泉龍司法相は31日の閣議後記者会見で、柿沢氏と連絡を取ったことを明らかにした。柿沢氏は「違法との認識はなかった。深く反省している」と話したという。

 柿沢氏は自民党の衆院議員で東京15区選出。江東区を地盤としており、区長選では木村氏を支援していた。

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