絵画や工芸、自由に表現 茨城・東海、11月4日まで 三軌会支部展

人物や静物など、個性豊かな作品が並ぶ会場=東海村舟石川

美術団体「三軌会」茨城支部の第39回展が11月4日まで、茨城県東海村舟石川の東海ステーションギャラリーで開かれている。支部の絵画部、工芸部に所属する会員13人が静物や人物、植物などバラエティー豊かなモチーフを自由に表現した31作品を展示し、来場者を楽しませている。

会場には、5月に東京都内で開かれた同会の本展に出品した大作を中心に、新作の小品を並べた。会員のほか、一般応募による作品も展示している。

支部長の横須賀幸正さん(66)は、海をテーマに泡やオウムガイなどを配置した幻想的なアクリル画「わだつみの‥‥」を出品。工芸部の黒羽根房子さん(70)は粘土で造形したパネル画を展示した。飛び回るチョウの姿を切り取り、青を主体に静かな画面を作り上げた黒羽根さんは「試行錯誤しながら作品を作り上げてきた。一人一人の個性を楽しんでほしい」と話した。

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