【MLB】レンジャーズが敵地で勝利し2勝1敗とリード シャーザー負傷降板もグレイが好救援

写真:先発シャーザーは背中を痛めて降板したがレンジャーズは勝利

10月30日(日本時間31日)、アリゾナで行われたレンジャーズ対ダイヤモンドバックスのワールドシリーズ第3戦は、レンジャーズが3-1で勝利し、シリーズを2勝1敗とリードした。レンジャーズは先発マックス・シャーザーが負傷降板するアクシデントがあった、緊急登板したジョン・グレイが3回1安打無失点の好救援。ブルペン陣も序盤のリードを守り切った。

レンジャーズは3回にマーカス・セミエンの先制タイムリー、コリー・シーガーの2ランで3点をリード。援護をもらった先発のシャーザーは3回を36球で無失点と好投していたが、4回が始まる前のウォームアップ中に背中の痛みが出て無念の降板。それに伴い緊急登板したジョン・グレイは中2日でのロングリリーフとなったが、3回を1安打無失点とダイヤモンドバックス打線を完全に封じ込めた。7回からはジョシュ・スボーツ、アロルディス・チャップマン、ホセ・レクラークの勝利の方程式を投入したレンジャーズは、8回にチャップマンが1失点したもののリードは守り切り敵地で初戦を制した。

敗れたダイヤモンドバックスは、このポストシーズンで存在感を見せている新人のブランドン・ファートが6回途中3失点と試合を作る投球。3回に3失点した以外は、レンジャーズ打線を抑え込むことに成功していた。ブルペンも強力打線相手に失点することなく持ちこたえたが、今日は打線が振るわず。ランナーを出すことはできていたが、要所での一打がほとんど出ず、ここまで効果的だった足を活かした攻撃もできなかった。緊急登板のグレイを攻略できず、中盤に打線が沈黙してしまったのが響いた。

この試合は結果的にシャーザーからグレイに早い継投でつなぐ形になったことがレンジャーズにとって功を奏した。負傷降板したシャーザーは、2回に腰のあたりに打球が直撃しており、降板はその影響もあったかもしれない。また、8回には主砲のアドリス・ガルシアがスイング時にわき腹を痛めて途中交代。この試合、シャーザーとガルシアという重要な選手が負傷したことは、このあとのシリーズの流れに影響する可能性もある。

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