白熱の賞金レース 金谷拓実、中島啓太、蝉川泰果が高速グリーンで激突

ディフェンディングチャンピオンは堀川未来夢(撮影/奥田泰也)

◇国内男子◇マイナビABCチャンピオンシップ 事前情報◇ABC GC(兵庫)◇7217yd(パー72)

開催52回目のトーナメントが2日(木)に開幕する。昨年大会は堀川未来夢が1打差2位で迎えた最終日に「67」をマークし、通算17アンダーでツアー通算4勝目を挙げた。開催コースになって35大会目を迎えるABC GCはことしも“ソフトで高速”の名物グリーンが健在。池越えのイーグル狙いが興奮を誘う18番(パー5)など見どころの多いコースで、白熱の展開が期待される。

シーズンも残り5戦となり、賞金王、賞金シード争いが佳境に入る。出場選手は賞金ランクトップ10のうち、PGAツアー「ワールドワイドテクノロジー選手権」出場の6位平田憲聖、7位石川遼を除く8人が顔をそろえた。

ランク1位の金谷拓実、同2位の中島啓太との差はわずか約120万円。予選ラウンド2日間は、河本力を加えた同組でプレーする。翌週の「三井住友VISA太平洋マスターズ」終了時点のランク1位には来季PGAツアー及び米下部コーンフェリーツアーの最終予選会出場権が与えられるため、両者の争いは最注目だ。

ランク4位につける蝉川泰果は、開催コースのある加東市出身。昨年大会はプロデビュー戦で28位に終わっており、ご当地プロとして4月「関西オープン」以来のプロ2勝目に挑む。予選ラウンドは堀川、3週前の国内メジャー「日本オープン」で初優勝を飾った岩崎亜久竜と同組となった。

<主な出場選手>
金谷拓実、中島啓太、ソン・ヨンハン、蝉川泰果、永野竜太郎、稲森佑貴、今平周吾、岩田寛、大槻智春、岩崎亜久竜、谷原秀人、佐藤大平、片岡尚之、堀川未来夢、片山晋呉、河本力、谷口徹、宮本勝昌、宮里優作

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