がん撲滅へ196万円寄付 岡山県看護協会 健康づくり財団に

渡辺専務理事に目録を手渡す二宮会長(左)

 岡山県看護協会(岡山市北区兵団)は31日、がん撲滅に向けた研究や予防活動に役立ててもらおうと、会員から集めた196万7182円を県健康づくり財団(同平田)に寄付した。

 協会で贈呈式があり、二宮一枝会長が「がんで苦しむ人が少なくなるよう、会員の思いを生かしてほしい」と財団の渡辺知美専務理事に目録を手渡した。渡辺専務理事は「新型コロナウイルスの影響でがん検診の受診率が低下している。検診の普及啓発活動やがんの早期発見、治療が進むように有効に活用したい」と謝辞を述べた。

 寄付金はがん研究への助成や、県民向け乳がん検診の実施費用などに充てられる。協会は1984年から寄付を続けており、累計額は今回を含めて約5480万円。

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