給食豚肉、国産と偽装か 食品会社、川崎市立小中に提供

ブタ(ロイター=共同)

 川崎市立小中学校の給食に豚肉を提供していた神奈川県内の食品加工会社が、国産と偽って外国産の豚肉を混入させていた疑いがあることが31日、市教育委員会への取材で分かった。同社は市教委に、10年以上前から偽装していたと説明。市教委から情報提供を受けた県警は不正競争防止法違反容疑を視野に捜査を進める。

 市教委によると、計160校以上の市立小中学校に同社の豚肉が提供された可能性がある。市教委が9月、学校給食の抜き打ち検査で同社の豚肉を調べたところ判明。10月からは別の業者の豚肉に変更した。

 神奈川県内の食品加工会社の担当者は「警察の捜査が入っているので、答えられない」と話した。

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