「Eボート」でのんびり川下り 京都などで観光体験ツアー

Eボートに分乗して宇治川をゆったりと下る参加者(八幡市)

 カヌーでの川下りと観光体験を組み合わせたツアーが10月29日、京都府の宇治川や八幡市八幡の背割堤であった。さわやかな秋空の下、参加者はのんびりと川を下って水辺の風景を楽しみ、河川敷でしちりんのバーベキューを体験した。

 かつて舟運で結ばれていた同市と宇治市、京都市伏見区、大阪府枚方市の4市が、地域の魅力発信や交流人口の拡大を目的に、アオキカヌーワークス(枚方市)や淀川河川事務所などと連携して実施。9月30日から各市で順次行われ、今回の八幡コースが最終回。

 参加者26人は、11人乗りのゴム製カヌー「Eボート」三つに分乗し、同区の三栖閘門(みすこうもん)を出発。川や舟運の歴史についてガイドの説明を受けながら、背割堤までの約7キロをゆっくりと下った。到着後は河川敷にあるバーベキューのエリアで、用意されたしちりんで肉などを焼いて味わった。キッチンカーも来場し、スイーツも楽しんだ。

 参加した児童は「ボートをこぐのが楽しかった。風景もきれいだった」と話していた。

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