五島美術館 「茶道具取合せ展」12月13日から開催

茶道人.com編集部[著]

五島美術館(東京都世田谷)では、「茶道具取合せ展」を12月13日から開催します。本展では、五島美術館の茶室である「古経楼」、「松寿庵」、「冨士見亭」の床の間原寸模型を設え、館蔵の茶道具コレクションから約70点が展示されます。

展示品の中には「唐物文琳茶入 銘 本能寺」があります。釉薬のかかり方から「三日月文琳」とも呼ばれ、文琳(りんご形の茶入)の名品です。銘は、織田信長が京都の本能寺に寄進したことにちなんで付けられました。

このような、織田信長を中心とした武将や大名にゆかりのある茶道具の取合せや、懐石道具・炭道具が展示されます。また、特集展示として懐石道具を中心とした茶の湯の漆芸も同時に公開されます。

ぜひ足を運んで、五島美術館が所蔵する品々から選び抜かれた茶道具の取合せを鑑賞してみてはいかがでしょうか。

2023年12月13日から2024年2月12日まで(会期中一部展示替あり)
五島美術館

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