愛媛県内で開催された高齢者のスポーツと文化の祭典「ねんりんピック」。
29日からアクアパレットまつやまで開催された水泳の大会には、全国から320人の選手がエントリーしました。
県内からは、開会式で宣誓した松山市在住の熊谷治さん(75)も出場しました。
水泳歴は半世紀以上という熊谷さん。
今年8月に福岡で行われた世界マスターズ大会では、75歳から79歳の区分で200メートル個人メドレーで金メダル、50メートルバタフライで銀メダルを獲得しています。
そんな熊谷さんは29日、50メートルバタフライに出場。
結果は、岐阜県の選手に一歩及ばず2位。
レース後は、少し悔しさをにじませましたが、それよりも「続けることが一番」とこれからも水泳と向き合い続けたいと意気込みます。
(熊谷さんにとって水泳とは?)
「いわゆる“センターポール"みたいなもの。水泳があるから全てが動いています。何かがあったらぐるっと回って水泳に戻る。これが僕の人生の中での柱。これは大切にしていきたい。自分の記録うんぬんよりも、どこまでチャレンジできるか、まずは目標は80まで現役で泳ぐのをクリアしたい」