来春は平年より10%多く 和歌山県の花粉飛散量、ウェザーニュースが予想発表

 気象情報会社「ウェザーニューズ」は、来春のスギ、ヒノキの花粉飛散量の予想を発表した。和歌山県は平年より約10%多いと予想している。

 同社は、前年夏の天候と年ごとの飛散量の増減傾向を基に予想している。来春の飛散量は、東日本と北日本を中心に平年をやや上回るエリアが多く、西日本では平年並みのエリアが多くなっている。全国平均は平年比で126%と予想。

 近畿地方については、今年の飛散量が平年や前年を大きく上回った。来年は大量飛散の翌年にあたるため「裏年」で、今年と比べると少なくなる見込みだが、今年の夏は気温、日照時間ともに平年を上回り、雄花の成長に適した天候となったため、平年と比べると同程度かやや多くなるとみている。

 飛散量は23年の61%、平年の128%、和歌山県は23年の70%、平年の113%と予想している。

 特に晴れて風が強い日には大量の花粉が飛散するとして、十分な花粉症対策を取るよう呼びかけている。同社は12月にも花粉飛散傾向を発表する。

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