食品値上げ、11月は131品目 22年以降で最少、勢い鈍化

 帝国データバンクは31日、11月の食品値上げが前年同月と比べ約9割減の131品目にとどまるとの調査結果を発表した。調査を始めた2022年1月以降で単月としては過去最少となる。原材料価格の高騰が落ち着いたことや、消費者の買い控えが背景にある。23年の年間累計は既に前年を超えたが、8月以降は4カ月連続で前年同月を下回っており、足元では勢いが鈍化している。

 11月の値上げは昨年は1583品目だったが、大幅に減少した。分野別では「酒類・飲料」が76品目と最多で、「調味料」が32品目、「菓子」が18品目と続いた。

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