前明石市長の泉氏、建設費膨張の大阪・関西万博に言及「カジノも中止の政治決断を」「幸せにはならない」

兵庫県明石市の前市長・泉房穂氏が31日、X(旧ツイッター)を更新。大阪・関西万博の会場建設費が膨張している問題を受け、万博とリンクして進められている統合型リゾート(IR)のカジノ誘致についても「中止を決断した方がいい。『カジノ』で国民は幸せにはならない」と見解をつづった。

泉氏は前日の投稿で「思い切って、『万博』を中止するか、縮小開催の決断をしたらいかがか。『万博』こそ〝無駄な利権政治の象徴〟と思っている国民は少なくない…」と指摘。一夜明けたこの日、その「補足説明」として「今こそ、政治決断のときだ。『万博』は「中止か縮小開催」、そして『カジノ』についても「中止」を決断した方がいい。『カジノ』で国民は幸せにはならない」と持論を展開した。

カジノを含む統合型リゾートは大阪市の人工島である夢洲の万博会場隣接地が予定地。2025年春の万博開幕の頃からカジノやホテルの建設が本格化するとみられている。

泉氏の投稿に対し、フォロワーから「中止しかない」「カジノは相当な覚悟で行わないと、いずれ取り返しのつかないことになる」「都市博中止だけをメディアで叫んで、東京都知事となって公約を果たした青島幸男を思い出した」「IRはあったほうが良い」「カジノは外国人しか入場できない。得た収益は全額大阪府民のベーシックインカムに使用。これならカジノ許します」など、さまざまな意見が寄せられた。

(よろず~ニュース編集部)

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