ポン・ジュノ監督の企画展で「パラサイト 半地下の家族」が除外 原因は麻薬使用疑惑のイ・ソンギュン出演か

韓国のロッテシネマでは、10月より「ANNIVERSARY FESTA(アニバーサリー・フェスタ)」を開催、数々のヒット映画を生み出して来た韓国映画界の巨匠、ポン・ジュノ監督の特別企画が同時開催されている中、そのラインアップで「パラサイト 半地下の家族」が除外されていることが明らかになった。

韓国メディアのインサイトによると10月25日、ロッテシネマは10月、11月の特別上映作4本を公開。これによると、11月1日から14日までポン・ジュノ監督作品「スノーピアサー」「殺人の追憶」が再上映される予定だという。

しかし同時に行われている展示作品の中に、「第72回 カンヌ国際映画祭」で韓国映画初となるパルムドールを受賞、また「第92回 アカデミー賞」でも外国語映画として史上初となる作品賞を受賞し、世界的注目を集めたはずの「パラサイト 半地下の家族」が見当たらないのだ。

そしてロッテシネマが当初、同作も再上映ラインアップの一つとして準備を進めていたことが判明。10月初旬に「ANNIVERSARY FESTA」の予告イベントポスターを公開した際、全ての作品が認識できる程度にぼかされていたのだが、そこに「パラサイト 半地下の家族」のポスターも含まれていたのだという。

ポン・ジュノ監督の企画展ならば「パラサイト 半地下の家族」は欠かせない作品であるはず。にもかかわらず、今回のリストから除外されていることを知った映画ファンは「イ・ソンギュンが出演しているからではないか」という反応を見せた。

イ・ソンギュンは10月24日、麻薬使用の疑いで立件され、28日に警察へ出頭し取り調べと簡易試薬検査を受けた。簡易検査では陰性判定が出たものの、毛髪や尿での精密検査の結果待ちだ。

イ・ソンギュンの麻薬使用疑惑の影響がじわじわと出始めたことで、ファンは「本当になんてことをしてくれたんだろう」「迷惑にもほどがある」など、怒りをあらわにしている。

(よろず~ニュース・椎 美雪)

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