ジャズ史上に残る偉大で人気のピアニストを追う ドキュメンタリー「オスカー・ピーターソン」公開決定

ジャズ史上最も偉大で人気のピアニストのひとりと言われるオスカー・ピーターソンのドキュメンタリー映画「オスカー・ピーターソン」が、2024年2月2日より劇場公開されることが決まった。

オスカー・ピーターソンは、陽気なキャラクター、ルイ・アームストロングは彼のことを「4本の手を持つ男」と呼んだという超絶技巧などで人気を集めたピアニスト。日本でも「プリーズ・リクエスト」などの名盤で知られ、来日公演も果たした。68歳だった1993年に脳梗塞を発症。ピアニストとしては終わりかと思われたが、懸命のリハビリで奇跡の復活を遂げ、2004年には来日を果たすほどに回復した。

その順風満帆に見える音楽人生と、明るく魅力的なピアノスタイルの裏には、黒人であるゆえの長きにわたる差別との戦いがあった。1962年にオスカーが作曲した「自由への賛歌」は、1960年代公民権運動の賛歌になった。

映画「オスカー・ピーターソン」では、差別との闘い、病気と復活までの困難な道のり、家族愛について、多数の本人インタビューを収録。そんなオスカー・ピーターソンが多くの人々にリスペクトされ続けるその理由を、実際にジャンルと世代を超えて彼の音楽に影響を受けてきたミュージシャンたち、ビリー・ジョエル、クインシー・ジョーンズ、ラムゼイ・ルイス、ハービー・ハンコック、ブランフォード・マルサリス、ジョン・バティステらが語る。さらに妻・娘ら家族による、旅立ちまで晩年の貴重な証言も収録されている。

【作品情報】
オスカー・ピーターソン
2024年2月2日よりヒューマントラストシネマ渋谷他 全国順次公開
配給:武蔵野エンタテインメント株式会社
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