チャーリー・プース、豪メルボルン公演で『フレンズ』の主題歌を披露し故マシュー・ペリーに捧ぐ

人気シチュエーション・コメディ俳優、マシュー・ペリーが現地時間10月28日に自宅で54歳で死去したことが報じられたあと、チャーリー・プースが、ペリーに追悼の意を表した多くのスターや大ファンの一人となった。

現地時間10月29日、プースが豪メルボルン・マーガレット・コート・アリーナで開催した公演の中で、ザ・レンブランツの象徴的な『フレンズ』の主題歌「アイル・ビー・ゼア・フォー・ユー」のピアノ・バージョンを観客と共に歌った。

ファンによる動画の中で、「この曲は別の曲に捧ぐもので、もしあなたが誰かを思い浮かべたなら、その人に捧ぐ曲なんです」とプースは語っている。そしてプースは『フレンズ』の主題歌の軽快なイントロを弾き始め、観客も一体となって「人生がこんな感じだなんて誰も教えてくれなかった/仕事はつまらないし、お金もないし、恋もとっくに終わってる」と同曲の切ない歌詞を合唱した。観客が「でも、いつもそばにいるよ」というコーラスを歌ったあと、プースはそれを引き継いで歌い始めた。

その後、プースはさりげなく大ヒットした2015年のシングル「See You Again」に演奏を切り替えた。ウィズ・カリファを迎えた同曲は、映画『ワイルド・スピード SKY MISSION』のサウンドトラックに収録され、同映画シリーズの主演、故ポール・ウォーカーに捧ぐ作品となっている。現時点でプース自身最大のヒット曲で、米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”で通算12週首位を獲得した。

ペリーが自宅の浴槽で死去した状態で発見されたと報じられた(現時点では死因は発表されていない)あと、週末多くのアーティストがペリーを偲んだ。アデルは、先週末の米ラスベガスでの定期公演で、観客に「あのキャラクターは一生忘れません」と、ペリーが演じた『フレンズ』のキャラクター、チャンドラー・ビングについて語った。彼女はまた「彼はおそらく、史上最高のコメディ・キャラクターです」と讃えた。

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