「タフですかね?」古江彩佳は帰国翌日も18ホール調整

韓国→マレーシア→日本の3連戦(撮影/亀山泰宏)

◇日米女子ツアー共催◇TOTOジャパンクラシック 事前(31日)◇太平洋クラブ美野里コース(茨城県)◇6598yd(パー72)

前日30日の朝にマレーシアから帰国した古江彩佳はパッティングの感触を確かめるため、コースに足を運んだ。宿泊するホテルに帰ってから大浴場で疲れを癒やしつつ、一夜明けたこの日も精力的に18ホールをチェックした。

「(2020年に出場して)知ってるコースとはいえ、久しぶり。1ラウンドしたい気持ちがあったので」。芝の伸び具合、グリーンスピード、グリーン周りのラフの感覚はなるべく“通し”で確認するのがこだわりだ。「タフですかね?」と笑う小さな身体に備わった体力は、今季ツアー最多84ラウンドをプレーしてきた数字も証明している。

トップ10フィニッシュは昨季の4試合から倍増の8試合。前年は3度の予選落ちを味わったメジャーでの戦いも2度のトップ10入りを含め、5試合全て予選を通過した。

「目標にしてきたところをうまくできていた」と少なからず充実感を抱くシーズンにあって、届きそうで届かない米ツアー2勝目が欲しい。「やっぱり1年に1回でも優勝したいと思っている。残り少ないけど、出るからには一人一人にチャンスがあると思う。優勝も見据えながら頑張りたい」と力を込める。

今週のフィールドでは4位のキム・ヒョージュ(韓国)に次ぐ年間ポイントレース9位。堂々の優勝候補として、日本ツアー単独開催だった2021年に続く2度目の大会制覇を狙う。(茨城県小美玉市/亀山泰宏)

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