宮城県産カキが店頭に並ぶ 例年より1カ月遅れで待ちに待った出荷解禁

宮城県石巻市の鮮魚店では、30日に出荷が解禁された県産の生食用カキが店頭に並び買い物客らが早速買い求めていました。

いしのまき元気いちばにある鮮魚店には、30日に出荷が解禁となった県産の生食用カキ約5キロが並び、午前9時の開店直後から買い求める人の姿が見られました。

カキは小粒ですが実入りも味も良いということです。

「本当はカキフライにしたかったんですけど、粒が小さいので生で楽しみです」

猛暑の影響で海水温が高くカキの生育が遅れたため、県が定める出荷解禁日の9月29日から1カ月ほど遅れて10月30日に解禁されました。

ヤマサ正栄水産阿部慎也代表取締役「ようやくカキの季節がスタートしたという思いで大変うれしく思っています。最初は生で食べていただいて、寒くなったら鍋で食べていただきたいと思います」

鮮魚店によると解禁が遅くなったことから需要が高まり、価格は前年より1割ほど高くなっていますが、徐々に前年並みに戻る見通しということです。

この店では、生食用のカキは例年並みの約5トンの販売を見込んでいるということです。

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