岡山・広島両県知事が会談 赤字続くJR芸備線の今後の在り方について「国に積極的な関与を求める」

岡山県と広島県の知事が会談し、赤字が続くJR芸備線の今後の在り方について国に積極的な関与を求めることなどを改めて確認しました。

井原市で開かれた岡山・広島両県知事会議です。JR芸備線の利用促進など4つの議題について意見を交わしました。

JR西日本は、10月3日、芸備線の新見市と広島県庄原市を結ぶ区間について路線の存廃を議論する「再構築協議会」の設置を全国で初めて国に要請しました。

岡山県の伊原木知事と広島県の湯﨑知事は「一地方の問題ではなく国の問題としてとらえてほしい」と話し、国に積極的な関与を求めることなどを再確認しました。

国は、2つの県と沿線の自治体に再構築協議会の設置について意見を求めています。

回答の期限が11月2日に迫っていることについて伊原木知事は、「初めてのケースで、法律の解釈や意見のすり合わせに時間がかかっている」として期限の延長を求める可能性があると話しました。

(岡山県/伊原木隆太 知事)
「どういう協議の場があることが一番『地元の思い』をきちんと伝えることができるのか、再構築協議会に絞り込まない形で検討を進めている」

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