核禁条約参加求め署名提出 学生「核廃絶の第一歩」

外務省の担当者に署名目録を提出する大内由紀子さん(中央)と神浦はるさん(右)=31日午後、外務省

 11月下旬から米ニューヨークで開催される核兵器禁止条約第2回締約国会議に日本政府がオブザーバー参加することを求め、広島や長崎出身の大学生でつくる市民団体が31日、約4万3千筆の署名の目録を外務省に提出した。

 日本政府は条約への署名、批准に否定的な立場だが、非締約国もオブザーバー参加は可能。団体は「Connect Hiroshima」で、オンラインや広島市などの街頭で署名を集めた。

 外務省の担当者との意見交換も行われ、長崎県出身の大学1年神浦はるさん(19)は「若い世代の考えに関心を持ってもらえたと思う」と話した。

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