宮島の人出不足をうけて緊急の就職ガイダンスが廿日市市で開かれました。
川村 凌記者「宮島の企業説明会に来ています。それぞれのブースでは宮島で働きたい人という人が企業からの説明を受けています」
31日に廿日市市で行われた就職ガイダンスには宿泊業や飲食業など16社が出展。主に島外に住む約190人の就職希望者が参加しました。
ホテル菊乃家 松本 浩志支配人「(コロナ禍の)3年半ほんとに静かな宮島でした。それが一気に回復して来ていますので非常に我々も追われている」
宮島観光協会によりますと9月に宮島を訪れた人は37万人あまり(37万5674人)コロナ禍以前の状況に回復し、9月では過去2番目に多い来島者数となりました。
一方で、コロナ禍で観光業が縮小したことによる働き手不足が深刻化しています。十分な接客ができないため宿泊を断らざるを得ないホテルがあるなど人材確保が喫緊の課題となっているのです。
就職希望者にとっても宮島はあこがれのようです。中には接客経験者の姿も・・・
就職希望者(26)「半年前までは静岡でホテル経験をしていて、お客さんの笑顔が見れるなというのがいいなと思って宮島の方へ自分たちの地元の方でお客さんと関わっていきたいな喜ばせたいなという思いから」
就職希望者(69)「宮島は憧れです。廿日市市で生まれたわけではないのでこちらにきてすごいなと思っていましたので、ぜひ働きたいと思っております」
企業側にとってはインバウンドなどのビジネスチャンスを逃さないための機会です。
宮島ホテル まこと 平町 穂さん「人数が多いとお客様のちょっと変わったこととかも気づける人数も増えるのではないかなと思います」